前回、前々回で赤系の代表的なアーキタイプを解説したが今回は青系のアーキタイプを解説。まずは青白。以下サンプルデッキ
2/2魂絆×2、1/1飛行賛美、2/1プロ黒賛美、セラの報復者
巻物泥棒×2、3/2飛行魂絆、従者つきの騎士
2/3飛行、隊長の号令、ターランドの発動
3/3飛行、セラ天、戦飛びの鷲×2
+2/+4×2、栄光の突撃×2、送還×2、平和な心
平地9島7フェッチ1
前回この環境はタッパーもヒーラーもいないという点を強調したが、ではM13環境の白はいわゆるルーザーズカラーなのかというと、決してそういうわけではない。
白の利点はいくつかあるが、その中でも多くの人が見逃しがちな事実としてまず挙げたいのは2マナ圏の充実だ。
白の1/1飛行賛美と2/2魂絆のスペックは他の色の2マナ圏と比べて一段上のものがあり、特に賛美は巻物泥棒と合わせることで序盤からゲームを決めかねない破壊力を持つ。
なので例えばターランドの発動などの強力なカードで青が固定された場合、黒や赤に2色目を求めて生き馬の目を抜く低マナ圏の奪い合いに参入するよりも、そこで白に目を向けるのはデッキを作る固い選択と言えるだろう。
また、緑の4/4蜘蛛の存在が青が白と組む利点を増幅している点も忘れてはならない。
このように青から入って白を2色目に選ぶメリットは以上のようなものがあるが、では逆に、白が青を求める理由はなんだろうか。勿論それはフライヤーなのだが、それと同時に青の色拘束の薄さが他の色にないメリットとなっているということも意識しおくべきだろう。
上記を踏まえて、白青の何が赤緑に劣るかを考えてみる。
まず、基本的に賛美による攻めが点であるが故、3/3を並べて面で攻める赤緑に比べるとダメージカーブが緩やかであることがあげられる。つまりどちらも充分に回って殴りあった場合、スピードで青白に不利がつくということだ。
次に考えられるのはチャンドラの憤怒、垂直落下と赤緑側に明らかなメタカードがあるのに対して青白側にそのレベルの有効なサイドがないこと。
そして最後に、赤緑の持つサイズ、赤黒の持つ除去は後手を踏んだときにも活きるが青白の飛行と賛美はそうえではないということ。
上記の理由からベーシックな青白はベーシックな赤緑に劣る(直接対決では)と結論付けたい。
しかし、前回から引き続き強調するが、アンコモン以上のレアリティに目を向ければこれらの青白が赤緑に劣る点をカバーするカードはいくつかあり、これらオプショナルな強さを追加することでベーシックな青白の弱点を克服できるということをわすれてはいけない。例えば極北のエイブンがいれば後手を踏む展開からでも勝ちにいけるし、濃霧の層があればサイズ差のデメリットをフライングのメリットで上回れるだろう。
前回青黒と黒白もまとめてとか言ってたけど長くなるのでやはりそれぞれ個別で。
2/2魂絆×2、1/1飛行賛美、2/1プロ黒賛美、セラの報復者
巻物泥棒×2、3/2飛行魂絆、従者つきの騎士
2/3飛行、隊長の号令、ターランドの発動
3/3飛行、セラ天、戦飛びの鷲×2
+2/+4×2、栄光の突撃×2、送還×2、平和な心
平地9島7フェッチ1
前回この環境はタッパーもヒーラーもいないという点を強調したが、ではM13環境の白はいわゆるルーザーズカラーなのかというと、決してそういうわけではない。
白の利点はいくつかあるが、その中でも多くの人が見逃しがちな事実としてまず挙げたいのは2マナ圏の充実だ。
白の1/1飛行賛美と2/2魂絆のスペックは他の色の2マナ圏と比べて一段上のものがあり、特に賛美は巻物泥棒と合わせることで序盤からゲームを決めかねない破壊力を持つ。
なので例えばターランドの発動などの強力なカードで青が固定された場合、黒や赤に2色目を求めて生き馬の目を抜く低マナ圏の奪い合いに参入するよりも、そこで白に目を向けるのはデッキを作る固い選択と言えるだろう。
また、緑の4/4蜘蛛の存在が青が白と組む利点を増幅している点も忘れてはならない。
このように青から入って白を2色目に選ぶメリットは以上のようなものがあるが、では逆に、白が青を求める理由はなんだろうか。勿論それはフライヤーなのだが、それと同時に青の色拘束の薄さが他の色にないメリットとなっているということも意識しおくべきだろう。
上記を踏まえて、白青の何が赤緑に劣るかを考えてみる。
まず、基本的に賛美による攻めが点であるが故、3/3を並べて面で攻める赤緑に比べるとダメージカーブが緩やかであることがあげられる。つまりどちらも充分に回って殴りあった場合、スピードで青白に不利がつくということだ。
次に考えられるのはチャンドラの憤怒、垂直落下と赤緑側に明らかなメタカードがあるのに対して青白側にそのレベルの有効なサイドがないこと。
そして最後に、赤緑の持つサイズ、赤黒の持つ除去は後手を踏んだときにも活きるが青白の飛行と賛美はそうえではないということ。
上記の理由からベーシックな青白はベーシックな赤緑に劣る(直接対決では)と結論付けたい。
しかし、前回から引き続き強調するが、アンコモン以上のレアリティに目を向ければこれらの青白が赤緑に劣る点をカバーするカードはいくつかあり、これらオプショナルな強さを追加することでベーシックな青白の弱点を克服できるということをわすれてはいけない。例えば極北のエイブンがいれば後手を踏む展開からでも勝ちにいけるし、濃霧の層があればサイズ差のデメリットをフライングのメリットで上回れるだろう。
前回青黒と黒白もまとめてとか言ってたけど長くなるのでやはりそれぞれ個別で。
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